普段食べ慣れていない食材は処理や調理方法になやみますよね~。
イノシシの肉も獣臭はどうやってとるんだろう?とか、どんなレシピだと臭いが気にならないのかなとか思いませんか?
この記事では
・イノシシ肉の臭いを消す方法
・イノシシレシピで臭みが気にならないものは?
についてをまとめていますので、猪肉を調理するときの参考になれば幸いです。
イノシシ肉の臭いを消す方法
イノシシ肉は美味しいですが独特の臭みがあります。
イノシシ肉の臭みは血が原因なので、きちんと血抜き(下処理)をしておけば臭みも消えて食べやすくなるんですよ。
やり方はボウルに水と塩を入れて、イノシシ肉を入れて優しくもみ洗いします。
汚れた水を捨てて、またボウルに水と塩を入れてもみ洗い。
これを5回くらい繰り返します。
5回で塩の量は大さじ1~1.5くらいが目安です。
最後に流水でイノシシ肉を洗ってから、キッチンペーパーで水気を軽く拭けば下処理は完了です。
それからイノシシ肉は茹でると大量のあくが出ます。
なのでイノシシ肉を下茹でをして、浮き出たあくを丹念にとりのぞいて、煮汁が透き通ってから味付けをするとおいしく食べられますよ。
それでもどうしても臭いが気になる時には、しし肉を牛乳に浸け置きして臭みをとると気にならなくなります。
イノシシレシピで臭みが気にならないものは?
下処理でイノシシ肉の臭みをとって、さらに臭いが気にならないレシピで作れば食べやすくなりますよね。
この記事ではクラウドソーシングサイトでアンケートをとりまして、イノシシ肉をつかったオススメのレシピを5種類厳選しました。
・定番のぼたん鍋
・イノシシ肉が柔らかくなる煮込み料理
・こってりと角煮
・冬の定番すき焼き
・ガッツリ焼肉
それぞれおすすめの作り方を教えていただいたので、ここでシェアしますね。
いのししのぼたん鍋レシピ
イノシシ肉といえばぼたん鍋が定番ですよね~。
定番だけどぼたん鍋の作り方は人それぞれ微妙にちがったので、3パターン紹介しますね。
その1
ぼたん鍋がおすすめです。
野菜は何でも合うから好きなものを、お鍋のときいつも入れている材料でOKです。
ささがきゴボウや春菊を入れて一緒に食べるとイノシシのお肉によく合いますよ。
味付けは、土鍋に水を入れ、ほんだし大さじ3、酒大さじ2、味噌大さじ6、醤油大さじ1を入れて材料をいれて煮込むだけで簡単です。
辛味が好きな方は、唐辛子を鍋に入れたり食べる際一味唐辛子をかけて食べても美味しいですね。
ぼたん鍋にすると味噌味に猪の肉が凄く合い、臭みも感じないので食べやすいと思います。
その2
イノシシ肉を使った料理と言えば、やはり「ぼたん鍋」が一番!
お野菜もシンプルに白ネギだけにします。
そして味付けも簡単に、少量の白だしと、味噌とお砂糖で、少し甘めが好きです。
少しピリ辛にしたい時は、練り唐辛子を少し入れることもあります。
その時の気分で味付けは変えますが、イノシシは少し臭さもありますので、ベースは味噌が一番合うと思います。
その3
イノシシの肉を使うおすすめの調理方法は、猪鍋です。
イノシシの肉は締まっていて結構固いので、薄くスライスすることがポイントです。
味付けは、鰹出汁と味噌で、少し生姜を入れるのがオススメですよ。
野菜は、白菜や水菜、大根、人参、きのこなど入れるといいと思います。
最後は溶き卵とごはんを入れて雑炊にしても美味しいです。
猪のレシピで煮込み料理
続いては煮込み料理です、かたいイノシシの肉を食べやすくする方法ですよ。
まずイノシシ肉の特徴として、かたく野性臭が強いという点を考慮すると、煮込みに向いていえますね。
基本的にかたい肉は煮込む!煮込めば食べやすくなるわけです。
食べやすい大きさにカットしたイノシシ肉に塩胡椒と小麦粉をまぶして、フライパンで表面を焼きます。
鍋で焼いた肉と切った人参や玉ねぎなど、好みの根菜を入れて炒めてブイヨンを入れて炊きましょう!
この時、ローズマリーなどのハーブを入れると、臭み消しの役目になりますよ。
柔らかくなるまで炊いたらトマトホール缶を入れて煮込んでください。
そしたら美味しいイノシシ肉の煮込みの出来上がりです!
イノシシを角煮にするレシピ
つぎは醤油やハチミツなどを使った中華風の角煮です。
角煮は通常、豚肉で作りますが、イノシシの脂身は豚肉よりも硬めですので、トロッというよりはプルンという歯ごたえに仕上がり、とても美味しいです。
そして、忘れてはならないのが八角です。
ネギや生姜などと一緒に煮込んで臭みを取り除いてから、醤油、ハチミツ、オイスターソース、八角などを入れて、味を染み込ませていきます。
あとはじっくりと煮込んで、水溶き片栗粉でトロミをつけるだけ。
中華風にお皿に茹でた青梗菜を敷き、その上にイノシシ肉の角煮を盛り付けたら完成です。
もちろんそのままでも美味しいですが、薄く切ってご飯の上に乗せて、角煮丼にしてもたまらないですね。
イノシシですき焼きのレシピ
それからイノシシの肉で作るすき焼きもおすすめです。
安いイノシシ肉でも冷凍焼けしてしまった肉でも、すき焼きなら味が濃いのでそこまで気になりません。
まず、下準備としてたっぷりのお湯の中にショウガのスライスを入れて下茹でし、あとはそのまますき焼きを作るだけ。
薄くそぎ切りにして白菜やネギや、お豆腐、しらたき、と一緒にすき焼き風にしていただきました。
割り下は甘めに作ると、下茹でしたイノシシ肉にショウガ風味がついているので味にアクセントが効きます。
また脂がたっぷり出るので、白菜や豆腐に味が染み込みやすく苦手な人でも食べやすいんですよ。
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イノシシのレシピで焼肉
最後はガッツリとイノシシの肉の焼肉です。
イノシシ肉の食べ方は味噌味のぼたん鍋が最も一般的ですが、新鮮なものは焼き肉にしても美味しいです。
イノシシの肉は寄生虫がいる可能性が高いので、ミディアムとかにせずしっかりと中まで火を通してくださいね。
甘みのある脂がたっぷりのっているので、シンプルに塩こしょうのみだと肉そのものの滋味を楽しめますよ。
さっぱりめのポン酢を用意すれば、飽きずにたくさん食べられます。
ポン酢には大根おろしを添えるとより口の中がさっぱりするし、消化もよくなるのでオススメの組み合わせですね。
とくにガッツリいきたい場合はニンニク醤油や山芋を添えると野趣が増します。
また火がとおったイノシシ肉に焼き肉のタレをかけて、味が染み込む程度まで焼くのもおいしいです。
焼き肉のタレはご家庭の好みのものでOK、簡単で美味しく、そしてご飯がすすみますよ~。
ただ、出来上がり後、時間が経ってしまうと、イノシシ肉は固くなってしまいますので、温かいうちに食べることをオススメします。
まとめ
イノシシの肉は猪の性別や年齢、お肉の部位によっては全然臭みがなくおいしいと言いますね。
一般的にはあまり大きくないメスのイノシシなら、臭いは気にならないです。
でも手元にある猪肉が臭いが気になるお肉だったなら、臭み抜きの方法をためしてみてくださいね。
ちなみに保存方法ですが、いきなり大きいイノシシの塊肉をいただいたりしても、一日では消費できないので、どうしても冷蔵・冷凍保存することになります。
冷蔵庫では2~3日はもつといわれますが、猪肉は外見からでは傷みがわかりにくいので、冷凍保存してしまうのが一番です。
一回で食べれる分量に切り分け、空気にふれないようにラップでしっかりとくるみます。
さらにアルミホイルでくるむと、冷凍庫臭さがつかずに美味しくいただけますよ。
この記事がイノシシの肉の調理にお役に立てれば幸いです。
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