たけのこの煮物を作ったけれど、しっかり下処理したはずなのに、えぐみが残って美味しくないことってありますよね…。
出来れば気にならない程度にえぐみを和らげたいし、そもそもあく抜きに失敗したくないじゃないですか。
そこでこの記事では、既に煮込んでしまったタケノコのえぐみは取れないものなのか?あく抜きに失敗しないようにするにはどうしたらいいかをまとめました。
たけのこを調理する時の参考になれば幸いです。
たけのこの煮物のえぐみを和らげる方法はある?
結論からいうと、もう煮物にしてしまった場合は、たけのこのえぐみを和らげることは出来ません。
でもその代わり、煮てしまったたけのこを違う料理にすることで、えぐみを和らげることはできますよ。
ではそのえぐみを和らげるおすすめの料理を紹介します。
・オイスター炒めにする
簡単なのはこの方法、オイスターソース炒めです。
えぐみの残ったたけのこはごま油で炒め、オイスターソースを入れて濃いめの味付けにすると美味しく食べられるようになりますよ。
・豆板醬で炒める
辛くするのもおすすめなので、豆板醤などを入れて、ピリ辛たけのこ炒めを作るのも適しています。
辛さでえぐみをごまかす感じですね~。ただし辛いものが苦手な場合はつかえない手段です(´・ω・`)
・牛乳やホワイトソースで煮る
カルシウムと合わさるとえぐみを感じにくくなるため、牛乳やホワイトソースを使って、クリーム煮などにしてしまう方法です。
たけのこ入りクリームシチューを作るのもおすすめですよ。
煮物にしているものを使うのでちょっと和風な感じのシチューになります。
・天ぷらにする
既に煮込んでしまってからだと難しいかも知れませんが、えぐみのあるたけのこは、天ぷらにすると美味しく食べられますよ。
タラの芽などの山菜とかもアクがあるけれど、天ぷらにすると美味しく食べられますよね。
ということでえぐみが残っていたら、衣をつけてたけのこの天ぷらにすれのもおすすめな方法です。
以上がえぐみが残ってしまったたけのこの美味しい食べ方。
個人的にはオイスター炒めなど、濃い味で調理し直してしまうのが一番おすすめですね。
何より簡単だし、ご飯が進むおかずにもなるし、えぐみをごまかして美味しく食べられます。
たけのこのあく抜きを失敗しないコツは?
そもそもなぜあく抜きに失敗し、えぐみが残ってしまったのか。
あく抜きを失敗してしまった原因と考えられるものと、失敗しないためのコツを紹介していきます。
・たけのこをゆで汁につけておく時間が短かった
まずあく抜き失敗の原因として考えられるのが、ゆで汁に付けておく時間が短かったことですね。
たけのこは米ぬかと一緒に入れて下茹でしたらそのまま、およそ8時間以上はゆで汁につけておかなければいけません。
そうしないとえぐみの元であるアクがしっかり出ないからなんですね。
ということで次にたけのこを下茹でした後は、8時間以上はゆで汁につけたままにしておいてくださいね。
・たけのこを茹でる時間が短かった
たけのこを下茹でする時間が短い場合でも、やっぱりあく抜きがちゃんとできないことが多いんです。
そのため、最低でも1~2時間は弱火にかけて、たけのこを下茹でしてくださいね。
以上がたけのこが十分にアク抜きできず、えぐみが残ってしまう理由です。たけのこの下処理って大変ですよね(;´∀`)
でも下茹でなどしてあく抜きした状態で保存しているタケノコも、調理前であればもう1度米ぬかなどを入れて下茹でをしていきましょう。
先ほど説明したように改めて弱火で1~2時間、しっかり下茹でをしてから火を止め、約8時間そのままにしておけば、あくが抜けてえぐみのないたけのこになりますよ。
ただし調理してしまうともうあく抜きしてえぐみを取ることは出来ないので、先ほど紹介したように、えぐみが気にならなくなる調理法で食べてみてください。
あとタケノコは収穫したらとにかく早く下茹ですることが大事です。
収穫した時点からアクが強くなっていくので、時間がたてばたつほどえぐみを感じやすくなるんです。
>>関連記事「たけのこの煮物の日持ちや保存方法は?土佐煮は冷凍できる?」
まとめ
えぐみの残ったたけのこの煮物は味を濃いめにして炒め物にするか、クリーム煮にするか、天ぷらにして食べるのがおすすめ。
また、えぐみが残らないようにするには、弱火で1~2時間しっかり下茹ですることと、火を止めたらそのまま最低でも8時間は置いておくこと。
そうすればアクがしっかり抜けて、えぐみのない美味しいたけのこが食べられますよ。
下処理の時間がポイントとなるので十分に注意してくださいね。
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