茶碗蒸しをたのむと結構な確率で銀杏(ぎんなん)がはいっていますよね~。
わたしは銀杏大好きなのではいっていればとっても嬉しいのですが、嫌いなひとからすると「なぜ!いつも!ぎんなんがはいっているのか?!」と疑問に思うそうです。
この記事では
・茶碗蒸しに銀杏の意味や由来はあるの?
・茶碗蒸しの銀杏の代わりでオススメは?
についてまとめていますので、参考になれば幸いです。
茶碗蒸しに銀杏の意味や由来はあるの?
和食屋さんで定食やコースを注文したり、回転寿司ふくむ寿司屋さんとかでも茶碗蒸しって定番で出てきますね。
さらに茶碗蒸しには定番かのようにぎんなんが。
意味や由来としては「これが確実な答えです」というものはありませんが、諸説あるんですよ。
・季節感を出すため
・栄養をとるため
・味のアクセント
・彩りのため
・語呂合わせの縁起担ぎ
ひとつずつ紹介していきますね。
季節感
銀杏の旬というと11月前後になります。
私の実家にもお~~きな銀杏の木がありまして、11月に入るかそこらぐらいから実がいっぱい落ちてきます。
11月中に収穫する感じですね。
早いうちに食べればヒスイ色、熟してこれば黄色の銀杏を茶碗蒸しにいれれば、秋の季節感がでますよね。
寒くなってくる時期にアツアツに蒸した茶碗蒸し、その中には秋の食材ぎんなん。
料亭とかって季節感を料理にあらわすし、旬の食材をつかうというのは当然の流れなのかもです。
ぎんなんって外側の実(くさいとこw)をはずして、乾燥させた殻の状態で置いておいても、家庭ではそれほど日持ちしないんですよね。
一か月ぐらいはいけるかなって体感ですが、ふとみるとカラがカビてたりします(;´∀`)
なので秋の茶碗蒸しというと、定番は銀杏って感じです。
お正月にたべる茶碗蒸しだとぎんなんではなく、ゆり根が入っていることが多くないですか?
またはクワイなど、お正月むけの食材に銀杏が交代していますよね。
今どきでは夏にも冷やし茶碗蒸しとしてお店でみかけることもありますが、ぎんなんは入っていなかったりすることもありますよ。
栄養
ぎんなんって結構栄養豊富なんですよ、炭水化物・たんぱく質・ビタミン…などなど。
食べすぎるとカロリーのとりすぎだったり、鼻血がでるなんて言われていたりもします。
あと銀杏中毒といって食べすぎはNGなんですよね。
大人で一日に20粒ぐらいまで、小さな子は1粒ぐらいが目安です。
10歳未満の子はとくに注意が必要ですよ~。
味
茶碗蒸しっていれる具材によりますが、単調な味が続きますよね。
出汁の味わいが良いとはいえ、ずっと卵だけだとやっぱり飽きやすいじゃないですか。
そこへ銀杏というほろ苦い、モチっとした、アクセント。
口直しとか箸休めとか…酢豚のパイナップルみたいなもんでしょうか。
彩り
これは銀杏にかぎらず、茶碗蒸しの中にいろんな具材があることで彩りがよくなりますよね。
ぎんなんは鮮やかな緑だったり黄色だったりしますが、どちらがはいっていてもキレイですね。
縁起担ぎ
日本人の大好きな縁起担ぎの語呂合わせとして入っているという説もあります。
食材名に「ん」がふたつつくものが縁起がいいとされていて、「ぎんなん」も「んがつく食べ物」のひとつなんですよ。
冬至も「んがつく食べ物」を食べるといいって言われてますよね。
かぼちゃ→なんきん(南瓜)みたいに。
秋の行事でお祝い事っていうと、七五三とかピッタリなのではないでしょうか。
茶碗蒸しの銀杏の代わりでオススメは?
茶碗蒸しに銀杏がはいっている理由があろうがなかろうが、苦手な人からしたら他の物を入れたいですよねw
ぎんなんの代わりでオススメの食材を紹介しますね。
甘栗
私も初めてしったときには「えっ?!」となりましたが、茶碗蒸しといえば甘栗を入れる地域があります。
ヒミツのケンミンショーでやってました。
東北以北では栗を入れるレシピもあるんですよ。
ぎんなんを入れるレシピとは違い、茶碗蒸し自体が甘いあじつけになっているので、栗の甘露煮がよくあうそうです。
どちらかといえばプリンに近い、デザートのような感じですね。
ぎんなんが出来るイチョウの木は、寒い地域では生育が難しいので、東北や北海道などでは栗が代わりにはいっているそうですよ。
まあ今はいくらでも流通できるので、銀杏を入れる茶碗蒸しもフツーに食べていると聞きました。
こちらでは(愛知)栗入りの茶碗蒸しは滅多にみかけないので、たまに食べたくなったときに探すんですよねw
ゆり根・クワイ
先ほども紹介しましたが、銀杏の代わりと言ったらユリ根やクワイは定番ですね。
ゆり根だとほろ苦い味が似てるので。
逆にあの苦さが苦手なら、ゆり根を代わりにいれるのはあまり意味がないかもです。
枝豆
子ども向けの茶碗蒸しにちょうどいいのがエダマメです。
食べやすいし苦くもない!w
他に子供向けっていうとコーンも人気ですよ。
うなぎ
夏あたりになるとウナギやアナゴ入りの茶碗蒸しってみかけませんか?
銀杏が秋の食材として入れられているなら、夏の食材としてウナギはいかがでしょうか。
高いので穴子で代用してもおいしいですよ。
その他
あとは銀杏を入れるいれないに関係なく茶碗蒸しにいれるとおいしいものです。
・カニカマ
・ちくわ
・お餅
・豆腐
・山芋
・海老
・カニ
・ホタテ
・シイタケ
・ほうれん草
・鶏肉
・かまぼこ
魚介類や肉はダシがでるので一つは入れたいですよね~。
具沢山というか、具の種類がたくさんだと食べる時に宝探しみたいな感じで楽しいんですよね、おいしいし。
茶碗蒸しの具で銀杏についてのまとめ
茶碗蒸しの具で銀杏についてのまとめです。
なぜ茶碗蒸しに銀杏なのか、深い理由はないものの季節感や縁起担ぎなど、それっぽい由来はあります。
でも絶対いれないといけないってものでもないので、苦手なら他の具材をいれておいしい茶碗蒸しを作ってくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。
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