豚汁やカレーを作る時、具材を炒めてからお水をいれる方法だと、鍋底に肉がくっついてイラっとしませんか?
くっついてしまった肉をはがそうとすればするほど、肉はとれずどんどんボロボロになっていってしまうんですよね(-_-;)
この記事では
・鍋に肉がくっつくのはなぜ?
・鍋にくっつかない方法はある?
・鍋で肉を炒めないとおいしくならない?
についてまとめていますので、参考になれば幸いです。
鍋に肉がくっつくのはなぜ?
玉ねぎや人参など野菜はくっつかないのに、肉だけ鍋にくっついてしまうんですよね~。
ステンレス鍋もホーロー鍋もアルミ鍋もどれでやっても肉がくっつく!
どうもこれ、鍋と肉の温度差に原因があるみたいです。
油をひいて熱したなべと、冷蔵庫から出したばかりの冷たい肉。
温度差がおおきいほど鍋にくっつきやすくなるんです。
牛肉でも豚肉でも鶏肉でも、常温に近い方が鍋にいれてもさほどくっつかないで済むんですよね。
とはいえ生ものを常温になるまで置いておくのは…ちょっと心配ですよね;
鍋にくっつかない方法はある?
お肉が鍋にくっつかない方法は、常温にする以外にもあるので紹介しますね。
私がよくやる方法は、先に炒めていた野菜の上に肉を広げて、肉に少し火が通るまで待ってから炒めるやり方です。
野菜が焦げてしまわないように弱火~中火で、広げてのせたおにくの下の方が豚肉なら白っぽくなってくるぐらいを目安に火を通します。
それから菜箸やターナーで肉をほぐしながら鍋底でいためていくと、くっついたりせずに出来ますよ~。
お肉同士が固まってしまう前にほぐすようにしてみてくださいね。
別の方法では、油をひいて熱した鍋にお肉を投入してくっついたら、火を消します。
すぐに湿った布巾の上に鍋をのせて、5分前後置いておいてみてください。
お鍋の温度を急冷することでくっついていた肉が簡単にはがれますよ。
間違ってもくっついてしまったからと、箸や木べらでガシガシやって肉をボロボロにしないように気をつけてくださいね。
少し待てば自然とお肉が収縮して鍋からはがれやすくなります。
そしてその後は再び火にかけても肉が鍋にくっつかないので、ストレスなく炒めることができるんですよ~。
ただしこの方法は、急冷しても大丈夫な材質の鍋でしかできません。
ホーロー鍋とかだと危ないので、鍋の仕様を確認してからやるようにしてくださいね。
別の方法もありまして、油ならしというものを紹介します。
中華鍋でやる超基本のやり方らしいんですが、私は中華鍋はつかったことがないので、鍋に肉がくっついて困ったことにより知りました。
やり方は難しくはないです、お鍋に多めの油をいれて弱火で熱します。ちょっと煙が出るぐらい。
熱したら火を消して5分前後冷ましてください。
濡れタオルとかは使いません、コンロの上で冷まします。
5分ほど置いたら鍋にある油はポットなどに捨てて、あらたに油を鍋にひいて肉を炒めます。
油をよ~~~く鍋になじませてからなら、お肉がくっつかないというやり方です。
まあちょっと油がもったいないような気はしますけどね;
他には肉に赤ワインをまぶしてから炒める方法があります。安い赤ワインで十分!
牛でも豚でも鶏でも、赤ワインをまぶしてから炒めれば、鍋にくっつかないししかも肉がやわらかくなるという裏技的な感じなんですよ~。
炒めているうちに赤ワインの風味は飛ぶので味に問題はありません。
でもせっかくならビーフシチューとかの時にやるとより良いですよね。
あとは鍋に油をひいて肉をいれておいて、それから火にかけるやり方もあります。
冷たい鍋と油から熱するから、肉との温度差がすくないです。
ただ多少やっぱりくっつくかなあという感想でしたけどね(;´∀`)
どう~しても鍋に肉がくっつくのが面倒くさい!いや!という時は、テフロンのフライパンとかで別で炒めて鍋に投入かなあと思います。
これだと確実に鍋に肉はくっつきません。
洗い物がふえるからそれはそれで面倒なので、豚汁もカレーも肉や具材は一度いためてからというこだわりがなければ、肉のみ炒めず水が沸騰してから入れる手もありますよ。
鍋で肉を炒めないとおいしくならない?
そもそもですが豚汁とかカレーとかシチューとか、具材を炒めてから水を入れる方法と、水から根菜を茹でて沸騰したら他の具材をいれて煮込む方法とありますよね。
どちらの方法でも間違いではなくて、結局のところ「好み」の問題だったりします。
とはいえ肉を炒めてから煮込んだほうがおいしいという理屈に、表面を焼き固めておくとうまみ(肉汁)が逃げにくくなるから、食べる時ジューシーというものがあるんですよね。
焼かずに沸騰したお湯にお肉をいれて煮込むと、たしかにちょっとパサパサした感じはするな~と私も思います。
ただし肉は焼き過ぎると硬くなってしまうので、加減がむずかしいですよね(;´∀`)
また豚汁の場合だと具材をいためるとき、ごま油を使うレシピが多いですよね。
ごま油の風味が好きだったりすると、いためてから煮込むほうがおいしく感じるのではと思います。野菜も煮崩れしにくくなるし。
お肉も一度いためてからだと香ばしさがでるので、その方が好みなら鍋で炒めないと物足りないかもです。
臭いに敏感だと肉は炒めてからでないと、肉特有のくささが気になったりもします。
しかし…こってりはあまり好きじゃない人からすると、具材を炒めてから作る豚汁などは油っぽくて苦手だったりするんですよね。
やっぱり好みによる、ので絶対に鍋で肉を炒めないとおいしくならないってことはないかなと思います。
ちなみに私は炒めてから煮込むほうが好き派です。
特にカレーは野菜をじっくり10分以上は炒めてますね、サッと炒めただけの野菜とじっくり炒めた野菜とでは、出来上がりの匂いも味も違う!と個人的には思ってます。
肉は少し火が通ればいいかなって感じですが。
鍋に肉がくっつかないようにするまとめ
鍋に肉がくっつかないようにするまとめです。
・炒めた野菜のうえに肉を広げて少し熱を通してからほぐす
・鍋に肉がくっついたら濡れ布巾などの上に鍋をおいて冷ます
・鍋を油ならししてから肉をいためる
・肉に赤ワインをまぶしてから炒める
鍋で炒めることにこだわらないなら、フライパンで炒めてしまったり、炒めずに沸騰したところに入れてしまうのも手ですよ。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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