乾燥タイプのひじきで作る煮物もおいしいですが、春の生ひじきをつかった煮物はさらにおいしいですよね~。
しかし手作りするとなると、この生ひじき、そのまま使って大丈夫なのかな?って気になりませんか?
この記事では
・ひじきの煮物に下茹では必要?
・生ひじきの下ゆで時間はどれぐらい?
・ひじきの煮物は何分煮るとおいしく仕上がる?
についてまとめていますので、参考になれば幸いです。
ひじきの煮物に下茹では必要?
普段つかう機会がおおいであろう乾燥ひじきだと、すでに下茹で済みのものを乾燥させてあるので軽くあらって水でもどせば使えますよね。
対して生のひじきの場合、下茹で済みのものと、海で採ってそのままのものとあります。
海からそのままの生ひじきの場合、したゆでだけでなくよ~~く洗う必要があります。
完全に無加工の生ひじきって結構砂とかついてるんですよね~;
ザルにひじきを入れてキレイに洗ったら、たっぷりのお湯でゆでてあく抜きしてくださいね。
ささーーーっと水洗いしただけでは潮のにおいもとれないし、えぐみがあってとても食べづらいです。
場合によっては二回、三回と下茹ですることにもなります。
それと下茹で済みの生ひじきなんですが、一応別茹でしてあってもまだまだ磯臭いことがあります。
一旦かまゆでをして乾燥させたひじきを、水でもどして「生ひじき」として売っていることもあるんです。
一度したゆでしてあって柔らかいので、磯のにおいが気になる時は料理酒で匂い消しをするほうがいいかもですね。
また下ゆでするとヒジキがやわらかくなりすぎることがあります(;´∀`)
生ひじきの下ゆで時間はどれぐらい?
生ひじきを下ゆでっていっても時間はどれぐらいなの?って感じですよね。
ひじきにも芽ひじきとか長ひじきとか種類があるんですが、おおよその目安で1時間ほどしたゆでしてください。
ちなみによく乾き物売り場にある乾燥ひじきだと芽ひじき(姫ひじき)ですね~。
生ひじきだと冬のうちに採った早どれの「寒ひじき」とかもあります。
で、したゆでなんですが、大きめの鍋に多めのお湯を沸かしてくださいね。
ひじきを入れて弱火で一時間ほど茹でます。
特に潮臭さが気になる時は、15分ほどいちどヒジキをゆでたらお湯をすてて、またお湯をわかして下茹でする「ゆでこぼし」をしてみてください。
塩辛い対策にもなります。
この時鉄の鍋でゆでると、見慣れた真っ黒のヒジキになりますよ。
というか鉄鍋で煮ないとひじきってたいして鉄分がないとも言いますよね、鉄分目的なら錆びた釘をいれて煮るという方法もあります。
黒豆を煮る時と同じ感じです。
「鉄なべなんて持ってない、釘をいれるのもちょっと…;」という感じなら、そのままステンレス鍋とかで下茹でしても大丈夫です。
味はこのあと煮物にするときにつけるし、鉄鍋でもステンレス鍋でもどっちで作ってもおいしくなります。
ひじきの煮物は何分煮るとおいしく仕上がる?
下茹でした生ひじきも、乾燥から水でもどしたひじきも、すでにそこそこやわらかい状態ですよね。
あとは煮物にして煮るわけですが、何分煮るとおいしく仕上がるのかについて紹介します。
ひじきの種類やおおきさにもよるので一概にはいえませんが、姫ひじきの場合
・火の通りにくい具材を下茹でまたは先に炒める
・ひじきをいれて油をなじませるように炒める
・煮汁をいれて落し蓋とフタをしたら10分ほど煮る
・フタと落し蓋をとって、水気を飛ばすように強めの火で2~3分炒め煮にする
と、こんな感じで煮ます。
長ひじきだともうちょっと煮ても大丈夫です、小さめのヒジキはあまり煮すぎるとやわらかくなりすぎてしまいます。
とはいえ好みの食感に仕上げてくださいね。
味を染み込ませるには煮物の鉄則「冷める過程で味染みさせる」です。
煮込めば味がしみるわけではなく、冷める時に具材が味をすいこんでいくイメージですね。
つくってから少し時間をおいて食べると、よく味がしみていて美味しいですよ。
ひじきの煮物の下ゆでや煮込み時間についてまとめ
ひじきの煮物の下ゆでや煮込み時間についてまとめです。
・乾燥ひじきは下茹でずみなので水でもどせば使える
・生ひじきは下茹でが必要な場合がおおい
・下ゆで時間は1時間が目安
・ひじきの煮物の煮込み時間は15分ぐらいが目安
ひじきといっても細くて短いものから妙にデカイものまであるので、味見とかしながら茹でてみてくださいね。
おいしいひじきの煮物になりますように、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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