冷凍しておいたあさりが開かないワケと、きちんとあさりが開くように調理する方法を書いています。
潮干狩りなどで採ってきたあさりって、一度に食べきれないぐらい沢山あるから、冷凍保存しておくこともありますよね。
でもいざ食べようと思って調理したら、なぜかアサリ全然開かなくて困ってしまった経験が私もあります。
あさりの殻が開いてくれないと食べられないから困ってしまいますよね…。
そこでこの記事では
・冷凍したあさりが開かないのはなぜ?
・冷凍あさりの調理方法で失敗しないやり方は?
冷凍のあさりを味噌汁に使うには
冷凍のあさりを酒蒸しに使うには
といった内容でまとめました。冷凍したアサリに苦戦を強いられた時、この記事が参考になれば幸いです。
冷凍したあさりが開かないのはなぜ?
冷凍したあさりが開かないのには2つの理由があります。
まず1つは、あさりが冷凍する前に死んでしまっているから。
冷凍しない生の状態の場合でも、息絶えてしまったあさりって、火を入れても殻が開かずに閉じたままなんですよね。
ということで他のアサリは開くものがあるのに、殻が開かず閉じたままのあさりは捨ててしまってください。
どのみち開かないから食べられないし、こじ開けたて食べたとしてもアサリは痛んでしまっていて、トイレに駆け込むことになる可能性が高いです。
特に殻が割れてしまっているものは、見た目で分かるすでにダメなあさりです。
調理をしても開かないので、取り除いてしまった方がいいですよ。
そしてもう一つの理由は、冷凍したあさりを自然解凍してしまったこと。
実は冷凍しておいたあさりって、自然解凍してから調理すると、殻が開かなくなってしまうんです。
これはかなり意外ですよね。私も初めて知ったときはへ~~~そうなんだ?!とビックリしました。
あさりの殻が開く原理としては、加熱によって貝柱が縮んでいき、貝柱と貝殻が離れていくためなんです。
でもそれには、急激にあさりに熱を加えることがポイントになります。
自然解凍してしまうと、急激に熱が加わっていないので、貝柱と殻が離れることなく、そのまま殻が閉じた状態になってしまう…って感じです。
そのため冷凍あさりは自然解凍をせずに、つまり凍ったままの状態で調理していくようにするといいですよ。
そうすればあさりの殻が開いていくので、身を美味しく食べることができます(*´ω`*)
冷凍あさりの調理方法で失敗しないやり方は?
冷凍のままあさりを調理すれば貝は開きますが、もっと具体的に失敗しない調理方法をまとめました。
あさりといったら「味噌汁」「酒蒸し」!なのでこの二つを順に紹介します。
冷凍のあさりを味噌汁に使うには
冷凍あさりを使って味噌汁を作るには、凍ったままのあさりを沸騰したお湯に入れてしまえばOKです。
そうすればだんだんと貝柱と貝殻が離れていくので殻が開いてきますよ。
あさりの殻が全部開いたらアクを取り、お好みの加減で味噌を溶けば、とっても美味しいあさりのお味噌汁の完成です。
ちなみに、冷凍しておいたあさりの味噌汁を作るポイントとしては、あさりを入れ過ぎないことと、なるべく強火であさりを煮立たせること。
あさりをたくさん鍋に入れてしまうと、鍋のお湯の温度が下がってしまい、殻が開きにくくなってしまうんですよね。
そのため、なるべく鍋のお湯の温度が下がり過ぎない程度に、冷凍のあさりを入れていくようにしてください。
やっぱり冷凍あさりを使って味噌汁を作るには、火加減が大事なんですね~。
冷凍のあさりを酒蒸しに使うには
冷凍あさりで酒蒸しを作る時は、まずフライパンに日本酒を入れて沸騰させます。
十分に沸騰したら、冷凍あさりを凍ったまま入れていき、フタをして全部のあさりの殻が開くまで待ちます。
全部のあさりの殻が開けば酒蒸しの完成ですよ。
お好みで刻みネギをたっぷり乗せたり、バターを落としてもおいしいです。
作り方そのものは冷凍でないあさりの時とそう変わりませんね。
酒蒸しをする場合でも火加減は強めにして、また冷凍あさりを入れ過ぎないようにしてください。
ちなみに、冷凍あさりでパスタを作る時も同じように、あさりは自然解凍せずに凍ったままフライパンで炒め、パスタソースを作っていくといいですよ。
まとめ
冷凍あさりは死んでしまっている場合の他、自然解凍してしまうと殻が開きません。
貝柱と貝殻がくっついたままの状態になってしまうからなんですね。
そこで、冷凍あさりを調理する時は、凍ったまま高温で調理をしてください。
味噌汁なら沸騰したお湯に、酒蒸しなら沸騰した日本酒に入れて、強火で煮立たせていってくださいね。
そうすれば殻が開いて美味しくあさりを食べることが出来ますよ。
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